中間駅に行ってきます。 (長野新幹線 安中榛名編)




新幹線の駅の中でも乗降客が少ない事で知られる安中榛名です。何も無い空間に突然近代建築物が視界に見えてきました。



安中榛名駅は1997年長野新幹線開業と同時に設置された駅であります。他の路線との接続の無い単独駅とはいえ、規模がでかいです。利用客は1日250人たらずでJR東日本の新幹線ではいわて沼宮内に次いでブービーとゆう有様。



あたりに殆ど何も無く信越線の駅からだいぶ離れているこの駅は開業当初から駅の存在が疑問視されて来ました。駅前はタクシーの駐車スペースやらバス乗り場のキチンと整備されています。でもバスは1日数本。タクシーも一台もいない。新幹線の駅でなければ普通に無人駅でしょうね。



中に入ってみます。列車の発着時間では無いので人っ子一人見当たらない。窓口も列車の発着前後しかあいてません。もちろん券売機は常時稼動ですが。



腐っても新幹線の駅。殆ど誰も利用しないこんな駅でも空調の行き届いた待合室がちゃんとあります。むしろ事前に時刻を調べずに来ようもんなら、余裕で2時間待ちとかなので無いと困るかも。ここで夏休みの宿題とかどう?



入場券を買ってホームへ。車椅子用のエレベーターもあります



長野方はすぐトンネル。長野新幹線は12両対応ホームですが現在は8両しか使用しないのでホーム前後2両分は立ち入り禁止です。



駅名表と時刻表。停車するのは一日12本。これでも前よりは増えたんですよ。



ホーム中ほどにもドアのついた待合室がありました。誰も居ない待合室を冷房ががんがん冷やしてました。


せっかくだから列車到着まで居ることに。度々列車は現れるけどみんな止まってくれない。停車するのは大体1、2時間に1本という感じ。時たま流れるあさま通過の放送以外にはセミの鳴き声だけがする…そんなホーム。



ホームから見下ろす駅前。車が止まっているところは本来順番待ちをするタクシーが使う所だと思うけど・・・。この隣に大きい無料駐車場もありますし、駅を利用するには自家用車でここまで来るのが普通みたいです。


1時間まってようやく東京行きあさまが到着。乗ったのは5人、降りたのは0人。駅員さんのマイク放送がむなしい。ちなみにこの日は8月の最後の日曜日。室内は満席なのになぁ。



最後に駅に唯一の飲食施設。以前はキヨスクも存在したけど今は峠の釜飯を販売する蕎麦屋のみ。とても採算が合うとは思えん。他は駅前を少し真っ直ぐ行くと小さいデイリーヤマザキのコンビ二位かな。目があうとなんか気まずいので撤収!。

この日の音声は、BGM File 10 98 長野新幹線 安中榛名駅 列車発着で聞けますよ。