中間駅に行ってきます。 (鳩ノ巣編)




東京都の立川から奥多摩までを走る青梅線。程なく終点に近い鳩ノ巣駅に来てみました。青梅線の末端部の駅は青梅街道の上を走っているので、分かれた小道を上に登っていく事になります。



鳩ノ巣駅舎。正面より。青梅線は木造駅舎がいくつか在りましたがここ10年の間に消滅した物が多いです。ここ鳩ノ巣は少なくなった木造の作りです。奥多摩・御岳に比べても負けてない存在感がありそう。


横から。こちらに駅の看板がありました。昭和19年開業のままらしいです。



駅前にある食堂。小道を下った街道沿いにも何店が存在します。右手は斎場が・・・



駅に入ります。小振りながらも落ち着いた造り。かつてはJRの直営でしたが、今は簡易委託駅です。窓口では切符は購入できませんので、入場券やら割引切符の類は購入できなくなりました。



都内の隅っこなので、都心まで千円を超えます。東京の最深部。



内部には券売機かSuikaで入場します。



駅舎側に面したホームが1番線奥多摩方面。橋を渡って2番線が青梅・立川方面。2面2線のオースドックスな造り。1番線の柱は木製です。


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青梅線の青梅以降の駅では、国鉄形式の駅名表が残っている駅が多いです。流石に状態は良くありませんが。



青梅側の先端部。先に見える踏切は遮断機の警報機も無い第4種。まだ都内のJRにも存在するとは。もっとも車の通れない小道なのですけど。



下を見れば国道411号線。青梅街道とも云われるこの道路は休日には行楽客やバイクのツーリング等で、混雑気味。駅自体は小鳥の鳴き声等でのんびりしていますが、車のエンジン音も負けていません。



それでは橋を渡って2番線へ。橋には半分にも満たない屋根があります。雨の日は足元注意です。



奥多摩側。駅を発車すると橋を渡ってトンネルに入ります。見ての通り4両しか入りません。ホームの先はすぐポイントなので、6両のホリデー快速は当駅での交換待ちは無いです。以前走っていた貨物列車も同様。


2番線には東日本形式の駅名表。ちなみに列車本数はほぼ1時間2本です。朝1本だけ東京直通がある関係上、上りホームには女性専用車のシールがこんな駅にもあります。



駅名表その2。奥多摩まであと40m近く登ります。



このホームにだけ水道が。勿論ちゃんと出ます。



そして奥多摩側先端部。目の前は鳩の巣西踏切。車も通ります。



先端部のある倉庫らしき物。これまた古そうだ。



ホームを見ていると嵩上げを行なっている事が解ります。歴史の重みを感じさせますね。



電車がやって来ました。平日は4両ではスカスカです。



行き交う車両がチョコレート色の旧型国電・101・103・201と変わって、やがてこの駅にもステンレスのハイテク車両が
走る日が来ても駅は変わらぬ姿でいて欲しい物ですね。少なくとも子供だった当時50年頃に来たときと何も変わってなくて安心しました。



んじゃ、帰るか・・・ 車で


鳩ノ巣駅四季彩発着動画



おまけ


名所案内にもあった鳩ノ巣渓谷。駅から道を下っていけば、こんな景色が。



まっぷ。一応民宿もあり。ここらへんは釜飯の看板が多いようだが・・・



一応駅前にバスも走ってますが。



本数は雀の涙。駅横の鉄橋の下にある町営の駐車場を使いましょう。

おわり。